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霞の城下

|肴町の家 Ⅰ・Ⅱ|

山形市内であらたな新築の現場がはじまります。
「肴町」は、山形城(霞城)三ノ丸の十一口(吉の字)あった出入り門の一つ「肴町口」
を出た山形城下北部の町で、現在も間口が狭く奥に長い短冊状の敷地割が残っています。

以前はこの細長い敷地に住宅と米菓工場が建っていましたが、今年の夏頃にすべて
解体され更地となっていて、ここに長い敷地割を生かして、親子2世帯の住宅を
それぞれ独立して建てる計画です。

施工は高木さんにお願いしています。奥に長い敷地に2棟同時に建てていく難易度の
高い工事ですが、来春竣工に向けて慎重に進めていきます。

 

 

[ 東北|山形|一級建築士事務所|井上貴詞建築設計事務所 ]

家と庭と緑

先日一年後検査を迎えた「譲川の家」ですが、満を持して外構工事を取り組んでいます。
石が組まれ、高木が立ち、まだ途中段階ですが、俄然土地への定着が増したように
感じます。

今回の造園は、千明風景設計事務所さんにお願いしています。
植栽が入るようになるとまた変わってくるかと思います。
岩波地区は特に山の緑の濃い場所なので、周りの自然と家が緩やかに繋がるためにも、
庭の緑の存在がとても大切だと感じています。

 

 

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外壁改修

|田小路の家(戸建てリノベーション)|

山辺の住宅改修現場。真ん中から下の外壁は既存のもの。
所々に配管や機器の塗り残し跡が見られますが、ベースとなる吹付け壁はそのまま
生かします。上部は元々アルミサッシがあった部分をサッシのサイズ変更によって
新たに壁で埋めています。これから仕上げの吹付けをすると一体的に見えるようになります。

内部は、断熱工事の後に気密シートも貼られ、新築のようにも見えます。
一部構造的に補強のための筋交いも入っています。

2階建ての部分は、2階に子世帯のリビングダイニングがあり、直下にこども室や
音楽室があるため、フローリングの下に遮音マットを挟んでいます。

フローリングは杉の無垢材です。

 

 

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桜桃林の地鎮祭

|桜桃林の家Ⅱ|

昨年竣工した「桜桃林の家」のお隣に、小さな平屋の家を建てる工事が始まります。
引き続きのご依頼に感謝しながら、また気を引き締めて取り組んでいます。

今回の工事も、「桜桃林の家」と同じく高木さんに担当していただきます。

さくらんぼ畑に囲まれた立地を生かしながら、隣の「桜桃林の家」とも相乗効果を
図れるように、新たな風景をつくっていけたらと思います。

 

 

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散居集落ほど近く

|馬街道の家|

新築住宅の現場が進む長井市へ。
1階ピロティを取り付く格子の取り付け幅を建て主さんにも確認していただきます。

半屋外のピロティを通って玄関に至るアプローチ。
1階外壁の屋久島地杉も張られ始めてきて、少しずつ姿が見えてきています。

2階は断熱工事もほぼ終わり、壁の下地ボードを張っているところです。
屋根なりの緩い勾配天井がおおらかに伸びていきます。

外部足場からの景色。周囲は住宅街となっていますが、少し離れると、散居集落の
屋敷林と家々が朝日連峰までつづいています。

 

 

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新たな下地

|田小路の家|

山辺の改修現場、サッシが入り、断熱工事が進んでいます。
新たな天井は屋根勾配なりに傾斜させて、これまで天井内に隠れていた梁を現しに
する予定です。

主要な構造にはほとんど手を加えていないですが、新しい間取りに合わせて間仕切り
が新たに生まれてその下地が着々と組まれていきます。

 

 

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同化

|楯岡東沢の家|

村山の現場、外壁の板貼りが進んでいます。
屋久島地杉を縦張りにして、ウッドロングエコを塗っています。
外壁の表面積が大きいので、とても木のボリューム感があります。

大きめの建物には見えますが、周辺環境の中で見ると意外とうまく納まっています。
後ろの鷹返山の稜線をなぞるように屋根が架けられ、同化しているようです。

色合いとしては、隣のさくらんぼの木のような、緑の葉っぱに覆われた幹の色に
近いかもしれません。足場がとれて、全体の外観が現れるのが楽しみです。

 

 

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現場巡り

|田小路の家(戸建てリノベーション)|

今週は福島の学生さんがインターンシップで事務所に来てくれています。
ほぼ毎日現場や事例見学に出かけていますが、住宅改修を行なっている山辺の現場へ。

元々の玄関があったところに床をつくり、新たに土間玄関をつくる部分には土間コンを
打設する予定です。サッシはこれから入ってきます。

 

 

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緑の座

|楯岡東沢の家|

村山の現場から西に見えるのが楯山。かつては楯岡氏が治める楯岡城があった城跡で、
今は遊歩道や展望台も整備される標高200メートルほどの市民憩いの里山です。

現場から歩いてすぐの遊歩道の入り口脇には、楯山の案内マップが立っていて、
「楯山石」の石切場跡や採石場跡の文字が見られます。

緑色凝灰岩と呼ばれる石で、濡れると青みが強くなるようです。
村山市出身の建築家・高宮眞介氏が手がけた最上川美術館(真下慶治記念美術館)の
外部テラスにも一面にこの楯山石が敷き詰められています。

遊歩道脇には無造作に楯山石の残材が積んであります。
なかなか珍しい薄緑色の石で、今では採掘されていないようですが、楯岡の街の各所にも
使われているようで、そうした目線で街歩きするのも面白いかもしれませんね。

 

 

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オープンハウスの御礼(東根道の家)

|東根道の家|

春以来となるオープンハウスで、猛暑の中での開催でしたが、お越しいただいた皆さま
ありがとうございます。2日間の内覧会が無事終了しました。

オープンハウス終了と同時に、そのまま建て主さんへの引き渡しとなりました。
娘さんから愛情たっぷりのお手紙もいただき、感無量です。
担当スタッフや現場監督もそれぞれ素敵なお手紙をいただきました。

来週には引っ越しということで、まだまだ暑いですが快適に過ごしてもらいたいですね。

 

 

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